温暖化と感染症

ka蚊に狙われていませんか?
~温暖化と感染症の関係~

■温暖化で害虫天国?

人を刺す・噛む・感染症を媒介するような害虫が、年々生息範囲を拡大していることが確認されています。
気温の上昇との因果関係が充分把握されているわけではありませんが、
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告などで、
温暖化と関係している可能性は高くなったと言えます。
 
<日本国内で見られる代表的な害虫>

seaka_kumoセアカゴケグモ hiroheri_gaヒロヘリアオイラガ kodaka_kaコガタアカイエカ
オーストラリア原産と考えられている猛毒のクモ。1995年に高石市や四日市市で発見。2005年には群馬県で、2012年には福岡市でも見つかった。低温に弱いが、温暖化が進むと生息地域が拡大するかも。 東南アジア・中国南部原産といわれている。幼虫の棘に触れると激痛を覚える。1900年代前半には鹿児島など一部にしか発生しなかったが、2000年代にかけ関東地方でも局地的に大発生するようになった。 日本脳炎ウイルスを媒介することで有名。日本などの温帯では7、8月に多発し熱帯では雨季に多発する。夜間吸血性で産卵には水田等の溜まり水を選ぶ。媒介蚊としては他にヒトスジシマカやヤマトヤブカなどが存在する。

もし、大阪府内でセアカゴケグモを見かけたら・・・
<大阪府健康福祉部環境衛生課>へ連絡を!

電話:06-6941-0351
 

■感染症の4つの条件

20世紀の100年間で、地球の平均気温は0.6℃上がりました。21世紀末には(1980~1999年と比較して)1.1~6.4℃気温が上昇する予測も出ています。
このまま温暖化が進むと、地球規模での最高気温・最低気温が上昇し、気候変動による降水の量やパターンが変化して、人の健康に悪影響することが予想されます。特に感染症は懸念される課題のひとつです。
 
●感染症に影響ある主な条件とは・・・
1.人の体に進入する病原体の数や機会が増える。
2.媒介生物(蚊など)や自然宿主(ネズミ、家畜等)が存在。
3.媒介生物や自然宿主の生存・活動範囲が広がり、
病原体が侵入しやすい社会環境が多くなる。
4.人の衣類や住環境の変化(半袖、野外活動の増加など)にともない、
栄養・衛生面で感染しやすい状態になる。

※他に、温暖化による水質の悪化等による水媒介性感染症増加の危険性も叫ばれています。
 

■温暖化で想定される感染症

日本脳炎、マラリア、デング熱、ウエストナイル熱、リフトバレー熱、
ダニ媒介性脳炎、ハンタウイルス肺症候群、下痢症(コレラ等)が挙げられます。

 

■身近で出来る感染症対策

屋外に放置されている古タイヤやビニールシートの折り目、雨水マス、植木鉢の受け皿、空き缶などは要注意。
日頃から身の回りを点検し、蚊を呼び寄せない環境づくりが大切です。
媒介生物の居場所をつくらないよう、各自で心がけましょう!

 

※参考:環境省パンフレット『地球温暖化と感染症 いま、何がわかっているのか?』